セールスフォース・ドットコムは5月29日、クラウド型コマースソリューション「Commerce Cloud Einstein」の新機能を発表した。

「Commerce Cloud Einstein」の概要

新機能の1つである「Einstein Predictive Sort」は、機械学習を活用することでEコマースサイトの検索ページやカテゴリー一覧ページの商品の並び順をパーソナライズし、商品選択時の体験を最適化する。

同機能は、これまでの注文履歴やWebでの行動で顧客ごとに予測モデルを作成。これにより、顧客ごとに関連のある商品が検索結果のトップに表示されるため、コンバージョン率が向上するとしている。

もう1つの新機能「Mobile Site Reference Architecture」は、すぐに利用できるモバイルWebサイト用のブループリントで、モバイルサイトのデザイン、販促活動、テクニカルアーキテクチャのベストプラクティスにもとづく明確なガイダンスとなる

さらに、「Android Payとの新たな統合」により、消費者はスピーディに、そしてスムーズで簡単に支払いを処理することが可能になる。一方、小売企業にはAndroid Pay と手軽に統合できるというメリットのほか、モバイルでのコンバージョン率を向上する、取引がセキュリティ保護されるといった利点もある。

Commerce Cloud Einstein は本日から国内で提供を開始し、Commerce Cloud Einsteinの Predictive Sort は追加費用なしで7月から提供を開始する予定。Mobile Site Reference Architecture は Developer Previewでのみ利用可能で8月から国内で提供を開始する予定となっている。

また、Android Payは追加費用なしで8月から国内で提供を開始し、Commerce Cloud Einstein の Product Recommendations と Commerce Insights も本日から国内で提供を開始する。両機能ともCommerce Cloud Einstein のライセンスで提供する。