ダイソンは、コードレススティッククリーナー「V8シリーズ」の機構を引き継ぎ、静音性と使いやすさを兼ね備えたスタンダードモデルとして、ダイソンV7シリーズを5月25日より発売する。主にフローリングに適したソフトローラークリーナーヘッドを搭載した「V7 フラフィ」と、カーペットにこびりついた動物の毛などもしっかりかき出すダイレクトドライブクリーナーヘッドを搭載した「V7 アニマルプロ」の2種類で、ともに価格はオープン、推定市場価格(税別)は65,800円。

発表会から。左はダイソンのグローバル カテゴリー ディレクター フロアーケア、ジョン・チャーチル氏。右はダイソン日本法人の代表取締役、浅野信弘氏

「V7 フラフィ」と「V7 アニマルプロ」

今回のダイソンV7シリーズでは、新設計のモーターを搭載。既存モデル「V6」のモーターをベースに改良したもので、最長で30分間(通常モード)の稼働時間を実現した。現在販売しているハイエンドモデルのV8は、同じく通常モードで40分稼働が可能だが、V6の20分間稼働よりは10分間伸びたことになる。

V7のカットモデル。モーターを改良。バッテリーは小さくなり、軽くなった

機構に関しては、V8とほぼ同じだが、V6と比べて約50%も静音化に成功し、V8よりも本体が軽くなった。V8のサイズは高さ224mm×奥行1244mm×幅250mmであったが、V7は高さ210mm×奥行1243×幅250mm。重さは2.61kgから2.40kgとなり、200gほど軽くなった。

また、V8シリーズと同様に、0.3ミクロンの微細な粒子を99.97%掃除機本体に捉え、きれいな空気を排出する機構やワンタッチでゴミを捨てるゴミ捨て機構を継承している。

V8とデザインはほとんど変わらず。右側は特別なスケルトンモデル

V7の付属品はミニモーターヘッド、コンビネーションノズル、隙間ノズル、収納用ブラケットの4種類。V6シリーズはミニモーターヘッドを除いた3種類で、V8はアップトップアダプターを加えた5種類となっている。

つまり、ハイエンドのV8シリーズ、ミドルレンジのV7シリーズ、ローエンドのV6シリーズと選択肢が3種類に増え、予算とライフスタイルに合わせて選ぶことができるようになった。

持って見ると、V8より少し軽め。女性は嬉しい

ワンタッチでゴミ捨てできるので衛生的。クリアビンを空にすると、ゴム製スクレイバーで編み目部分に付着したゴミをこそぎ落とす。V8と同じ仕様。編み目部分はステンレススチールが採用されている

ハイエンドのV8シリーズよりは少し劣るが、十分な吸引性能

吸引力についてはV8シリーズが最高峰となるが、V7も強い吸引力を備えている。カーペットで「V7 アニマルプロ」を試してみたが、重曹がしっかりとれていた。

V7 アニマルプロを使って、カーペットの掃除をしてみた

【動画】カーペットに入り込んだ重曹をかき出してとっていく
※音声が流れます、ご注意ください