日本法規情報は5月18日、「相続に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査期間は4月7日~30日、対象は相続経験者で有効回答数は885人。

「相続手続きを行う際に専門家に依頼したか、また最初に相談した専門家は誰か」を尋ねたところ、「専門家に依頼した」という人は51%。専門家の資格別としては、「司法書士」が17%、「税理士」が15%、「弁護士」が10%、「行政書士」が7%、「その他の専門家」が2%という結果になった。

「相続手続きを行う際に専門家に依頼したか、また最初に相談した専門家は誰か」

「専門家に相続手続きを依頼した理由」では「どのように手続きをするべきか分からなかった」が29%、「本人が亡くなる前に相談していた専門家がいた」が16%、「相続税などの税務申告が必要だった」が14%、「専門家に相談するものだと思っていた」が12%、「友人や知人に専門家がいた」が7%、「親族間で相続争いが生じた(「争いの予防」も含む)」が7%、「ミスや不備が怖かった」が7%、「専門家に相談したときに依頼する意志を持った」が3%だった。

「専門家に相続手続きを依頼した理由」

「専門家に相続手続きを依頼しなかった理由」では、「相続する財産がほとんどなく、手続きが面倒だった」が37%、「調べながら自力で手続きできると感じた」が14%、「相続に手続きが必要だと知らなかった」が7%、「難しい手続きだと考えていなかった」が7%、「遺産分割協議書や登記などの必要性を感じていなかった」が4%、「依頼料がもったいないと感じた」が2%となった。

「専門家に相続手続きを依頼しなかった理由」