サイレックス・テクノロジーは、「インタラクティブ画像伝送対応無線LANアクセスポイント」をベースとした組込みボードタイプ2製品「SX-ND-4380EAN」と「SX-ND-4385OPS」を、中国・欧州市場向けに6月より出荷を開始することを発表した。

組込みイメージ

このたび発表された2製品は、文教市場向けICTソリューション製品として国内で豊富な実績を持つ、教室用の「インタラクティブ画像伝送対応無線LANアクセスポイント」をベースとした組込みボード。

「SX-ND-4380EAN」は、モニタやプロジェクタのコントロールボードにB to Bコネクタで機能搭載する。一方の「SX-ND-4385OPS」は、大型モニタのスタンダードなインタフェース規格 OPS(Open Pluggable Specification)で利用する場合の中継用 I/O ボードだ。

また、無線LANを使ったリアルタイムな画像投影、アクセスポイント機能、5GHz帯にも対応し柔軟で接続性の高い無線環境設計が可能、インタラクティブ性の高さなどの特徴を持つ。

これまで、モニタ・プロジェクタの無線化で幅広く利用されていた「OPS-PC」には、メンテナンス性とコストに課題があった。このたび発表された2製品では、インタラクティブ画像伝送対応無線LANアクセスポイントを組込みボード化し、HDDレスのソリューションを提供することで低価格と品質の両立を実現している。

OPS用に規格に沿った金属筐体に入れた状態