fossBytesに5月10日(米国時間)に掲載された記事「How To Speed Up Windows Using ReadyBoost And USB Drive? Does It Still Work?」が、ReadyBoostと呼ばれるWindowsの機能を使ってWindowsシステムを高速化する方法を紹介した。最新のハードウェアを使っているようなケースでは性能の向上は期待できないとしており、逆に古いハードウェア、特に遅いハードディスクを使っている場合に性能の向上が期待できるとしている。

ReadyBoostはアプリケーションファイルやデータファイルをUSBドライブにキャッシュとして保持することで、性能の向上を実現するWindowsの機能。Windows Vistaで初めて導入され、Vista以降のWindowsで利用可能だ。USBドライブでなくSDカードやCFカードなどでも同様の効果が得られるとしている。

なお、USBメモリを利用する場合は、Windows ReadyBoostに対応したものを選ぶ必要がある。日本マイクロソフトのサポートページ「Windows の動作が速くなる ReadyBoost ってどうやるの?」で、手順を紹介しているので、参考にされたい。

遅いハードディスクはSSDなどに入れ替えることで大幅な高速化が期待できる。しかし、ディスクの入れ替えが難しい場合や、そもそもハードウェアの交換が困難なケースではReadyBoostは有効な方法として検討できる。