「Unite 2017 Tokyo」公式サイト

ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、マルチプラットフォーム向け統合開発環境「Unity」の国内最大イベント「Unite 2017 Tokyo」を5月8日から9日に東京国際フォーラムで開催。2日間で約6,000名規模の来場を予定するイベントの基調講演には、黎明期からUnityエンジン開発の技術ディレクターとして活躍しているLucas Meyer氏も来日、登壇する。1日にはイベントの情報活用に便利なUnity Meetupアプリも公開(iOS8以降/Android 5以降)されている。

セッションでは、Unityエンタープライズチームのイアン・ダンドア氏によるメモリやCPU使用率の負担最小化テクニックが伝授される「Unity最適化講座」などガッツリとした講座から、スクウェア・エニックス テクノロジー推進部 リードAIリサーチャー 三宅陽一郎氏とユニティ・テクノロジーズ・ジャパン大野 功二氏によるセッション「ゲームAI・ゲームデザインから考えるゲームの過去・現在・未来」のようなAIとゲームの歴史や未来についての対談やAR、VRと先端テクノロジーを走るゲーム開発の話題が盛りだくさん。クロスプラットフォームの開発環境「Unity」の開発者イベントとあって、Nintendo Switch、PS VRやMicrosoft HoloLens、GoogleのDaydream&Tangoとクロスプラットフォームな多数の開発者がセッションを予定しており、開発秘話などこぼれ話も聴けそうだ。

昨年のイベントの様子(同社資料より)

豪華クリエイター陣による90分のランチタイム・トークセッションも開催され、「インスタレーションからVJまで! アーティストに聞くUnityの“斜め上”活用術」(登壇者: すぎの ひろのり/坪倉 輝明/岡田 隆志<株式会社ココノヱ>/神田 竜/比嘉 了/Saqoosha)では、新しい表現のあり方やUnityの可能性をメディアアーティストやクリエイティブ・コーダーたちが語る。同じく「好きなゲームを作り続けるために、僕らは何をすべきか」(登壇者:)では、たった1人でゲームを開発している勇者たちが、移ろいやすい業界をタフに生き抜く秘訣や、インディーゲーム開発について座談会形式のセッションを行う(登壇者: 一條 貴彰(Back in 1995)/大貫 真史(ACE OF SEAFOOD)/大橋 伸乃介(Missileman)/Sotaro Otsuka(TIME LOCKER)/ところにょり(ひとりぼっち惑星)/山本 勇太(Strange Telephone))。

イベント会場では、開発者の"かっこいい"プロフィール写真を撮影し、その場でデータをもらえる「Unite フォトスタジオ」(日本マイクロソフト 協力)も設置。ここでしか撮れない開発者としてのプロフィール写真をSNSなどで利用して欲しいとのことだ。イベントのタイムテーブルや詳細は公式サイトに掲載してある。

プロフィール写真例(同社資料より/※写真は制作中のもの)