マネーフォワードは5月1日、音楽から地場産業、震災復興までさまざまなファンドを組成・販売を行うミュージックセキュリティーズと業務提携したと発表した。今回の業務提携により、全国の中小企業を対象に、マネーフォワードが提供するビジネス向けクラウドサービス「MFクラウドシリーズ」およびミュージックセキュリティーズが提供する投資型クラウドファンディング「セキュリテ」の活用促進を行っていく。

「Cloud Service Hub for Concur」の概要

これまでマネーフォワードは、全国の地方銀行や地方自治体と「MFクラウド地方創生プロジェクト」を推進しており、ミュージックセキュリティーズにおいても、多くの地方銀行や地方自治体と、地域の中小企業の経営力向上を目的に提携を進めている。業務提携を機会に、それぞれの提携先である金融機関や地方自治体との連携を両社で加速し、全国の中小企業の資金調達の促進ならびに生産性向上の実現を目指す。

具体的には、MFクラウドシリーズやセキュリテの活用促進を目的とした共催セミナーの実施や創業支援サービスを開始する。また、セキュリテを活用して資金調達を行う企業がクラウド型会計ソフト「MFクラウド会計・確定申告」を利用した場合、ミュージックセキュリティーズによる「デューディリジェンス/モニタリング」が受けられるようになり、企業は通常よりも速いタイミングでセキュリテへの商品掲載および資金調達が可能になるという。

さらに、セキュリテで投資を行う個人は、セキュリテと自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」の連携により、投資状況を同サービス内で資産として管理することが可能になるほか、両サービスの利用促進を目的にキャンペーンの実施や相互送客も行っていく方針だ。