エアバスは現地時間の4月24日、アシアナ航空(本社: 韓国)に同社のA350-900初号機を引き渡したことを発表した。同社はA350XWBの世界で12番目の運航会社となる。まずアジア地域内で運航し、2017年第3四半期から欧州や米国への長距離路線サービスを開始。最初はソウルとロンドン、サンフランシスコを結ぶ路線に就航を予定している。

アシアナ航空のA350XWB

同社は合計でA350を30機発注。3クラス制で、フルフラットベッドになるビジネススマーティウムを28席、エコノミースマーティウムを36席、エコノミークラス247席を備えた合計311席仕様となる。

写真右からSMBCアビエーションキャピタルのピーター・バレットCEO、アシアナ航空の金秀天社長兼CEO、エアバスのディディエ・エブラード航空機プログラム担当上席副社長、ロールス・ロイスのユアン・マクドナルドアジア太平洋地域担当シニア・バイス・プレジデント

A350XWBは最新の空力設計で炭素繊維複合材製の胴体と主翼を備え、効率性の高いロールス・ロイス社製エンジンを搭載。燃費と排気を25%削減し、客室は広々としたゆとりの空間で静粛性に優れ、心地よいムードライティングを備える。A350XWBはこれまでに世界中の44社から821機の受注を獲得している。