部屋干しには衣類除湿乾燥機!!

2つ目のテーマは洗濯物の「部屋干し」。梅雨の季節をはじめ、花粉やPM2.5といった大気汚染、住環境の変化などにより、部屋干しする場面は増加中。同時に、衣類除湿乾燥機の需要も高まっている。

【左】空気清浄機能は従来機種よりも静音化が図られ、コードレス掃除機としての運転可能時間が30分に延長 【右】空気清浄機能は充電台の縦長の部分に集じんフィルターを装備

三菱電機の衣類除湿乾燥機、「サラリ」シリーズの新製品として紹介された「MJ-120MX」は、従来モデルから続く「部屋干しムーブアイ」に加えて、「光ガイド」を新たに搭載。赤外線センサーによって衣類の乾き具合を見分ける機能が進化し、乾かしている場所まで光で確認できるようになった。

この機能とともに、本体に新たに備わった「ズバッと乾燥」ボタンを組み合わせることにより、ユーザーは集中的に乾燥させたい部分を方向スイッチで指定することが可能。少量の衣類の乾燥時間を、大幅に短縮できるようにした。

三菱電機の衣類除湿乾燥機「サラリ」シリーズ。真ん中と右が"部屋干し3Dムーブアイ"搭載機。左は除湿能力18L/日のハイパワータイプ

「部屋干し3Dムーブアイ」搭載タイプの上位モデル「MJ-120MX」の操作部

「MJ-120MX」には、「部屋干し3Dムーブアイ」の下に「光ガイド」が追加された

左側のシャツのみ霧吹きで湿らせた状態で吊り干しを実施。光ガイドが左側のシャツのみに照射され、衣類の乾き具合を見分けていることが確認できた

光ガイドを利用して、本体の"スパッと乾燥"ボタンで狙った位置に集中的に送風ができる

洗濯物を早く乾かすには扇風機などで風を当てることが有効。さらに水分量を多く取り込むことができる乾いた風を送ることでよりその効果は促進されるため、除湿機による衣類乾燥はより効率的に乾かせる

衣類の乾燥状態を見分けて乾燥させる赤外線センサーを搭載した除湿機と非搭載機での乾燥具合を時間を追って比べた動画

そのほか、新製品には「部屋サラリモード」も追加されている。カビ対策のモードで、1日1回、40%の湿度で2時間、または50%の湿度で4時間、自動運転。これにより、室内のカビ発生を抑制する。

MJ-120MXのデモンストレーションに同席した高橋氏は「洗濯物を早く乾かすコツは、厚手と薄手のものを交互にしながらアーチ型に干すこと。衣類除湿機を使えば、乾きムラを防げて効率よく乾かせますね」とコメントした。

高橋氏によると「洗濯物はアーチ状に干すのが乾燥ムラを減らして素早く乾かすコツ」とのこと。靴なども「ペットボトルなどを使って縦に傾けるなどの工夫によっても乾き具合が促進される」とアドバイス

約3メートルのロング気流も謳う「MJ-120MX」の実力をドライアイスを使った実験で証明。ホースの先端を窄めることで水をより遠くへ飛ばすのと同じ原理を採用しているとのことだ。部屋の隅々まで風を行き渡らせられるため、部屋全体をカラッと除湿ができるとしている