データ・アプリケーションは4月11日、Web-EDI製品である「ACMS WebFramer」とそのオプション製品の最新版を販売開始した。

Web-EDIは、インターネットを利用し、PCとブラウザさえあれば企業間電子商取引が可能なため、中小企業にも受け入れ易いEDIの1つの形態。DALは、取引企業への負担も少ないWeb-EDI システムを低コストで短期間に構築するツールや、業界標準に準拠したテンプレートを開発した。これにより、統合EDI基盤の「ACMSE2X」や「ACMS B2B」と組み合わせ、標準EDIとWeb-EDIが統合運用でき、取引先の企業規模にあわせたEDI業務の一本化を実現する。

今回発売するのは、エンタープライズWeb-EDIシステム基盤「ACMS WebFramer」バージョン 1.4と、そのオプション製品であるWebアプリケーションを自動生成する「ACMS WebFramer Webアプリケーション構築支援ツール」バージョン 1.1および、Web-EDIシステム用業務テンプレート「ACMS WebFramer電子機器業界調達業務向けWeb-EDIテンプレート」バージョン1.1の3製品。

また、オプションとして、「ACMS WebFramer Web アプリケーション構築支援ツール」を提供する。登録画面から業務DBレイアウトや取引画面レイアウトなどを登録し、業務フローを設定することで、マルチブラウザ対応のWebアプリケーションを動的に自動生成できる。

「ACMS WebFramer電子機器業界調達業務向け Web-EDIテンプレート」オプションは、EIAJ-EDI 標準(現 JEITA/ECALGA 標準)をもとにした調達業務向けのWeb-EDIシステム用業務テンプレート。

EIAJ-EDI標準の情報種やデータ項目に準拠した業務DBレイアウトや、取引画面レイアウトなど各種マスタ情報で構成されており、「ACMS WebFramer Web アプリケーション構築支援ツール」上に展開するだけで、容易に電子機器業界調達業務向けWeb-EDIシステムを構築できる。

さらに、これらのオプション製品の中核でユーザや業務の管理を行うWeb-EDIシステム基盤の「ACMS WebFramer」では、アカウントごとに独自のセキュリティポリシーを設定できるようになるなど、Web-EDI 操作を行う際のセキュリティやユーザビリティを強化している。

提供価格(税別)は、「ACMS WebFramer Web アプリケーション構築支援ツール」が100万円、「ACMS WebFramer 電子機器業界調達業務向け Web-EDI テンプレート」が500万円、「ACMS WebFramer」が200万円。

DALは、統合EDI基盤「ACMSシリーズ」とこれらWeb-EDI向けの3製品を、流通業界・電子機器業界をはじめとした複数の業界に向けて販売を推進、今後1年間で10社への導入を目指す。