歌手で俳優の星野源が2日、都内で行われた最新エッセイ集『いのちの車窓から』(3月30日発売/KADOKAWA刊)の発売記念トークイベントに出席。最近泣いたエピソードを明かした。

『いのちの車窓から』発売記念トークイベントに出席した星野源

抽選で選ばれた約150人が参加した同イベント。ファンの質問に答えるコーナーで「最近泣いたことはありますか?」と尋ねられた際に、星野は話題のアニメ『けものフレンズ』を挙げた。録画していた最終回を昨日観たという星野は「最終回のタイトルが出る瞬間があまりにかっこよくて、ウッとなりました」と話し、「すごい少人数でつくっているアニメらしいんですけど、『こういうことがやりたいんだ!』という情熱が迫ってくる感じがしてグッときました」と熱く語った。

先月28日に「第9回伊丹十三賞」の受賞が発表された星野はまた、「伊丹(十三)さんの映画を見直そうと思って、大好きな映画『タンポポ』を観た」と話し、「何度観てもおもしろい。普通にうまそうにご飯食べてるところで泣きそうになる瞬間があったり、ラストシーンの音楽の盛り上がりと絵の一致具合がすごい」と称賛。「ものをつくっている人の『これだ!』みたいな瞬間が画面に現れているのを見ると、ウッと涙が出てしまう。おもしろいと思った瞬間に胸が熱くなる」と、自身が涙するポイントを明かした。

同書は、雑誌『ダ・ヴィンチ』で2014年12月号よりスタートした星野の自筆連載に加え、新たに書き下ろしも加えたエッセイ集。『逃げるは恥だが役に立つ』の撮影秘話や、念願だった紅白出場、大ヒット曲「SUN」、「恋」ができるまでの話など、約2年間にわたり星野源が見てきたもの、感じてきたことがつづられている。