■回答者: 小林製薬 広報担当

鼻うがいをしよう

「鼻うがい」という方法があります。

鼻うがいは、鼻の穴から洗浄液を流し込み、鼻腔内の花粉・ハウスダスト・雑菌などを取り除く方法です。

花粉症の症状は、アルカリ性の鼻水や涙と触れることで、花粉の外皮が割れ、アレルギー性物質が出てきてしまうことで引き起こされます。鼻は塞ぎ続けることが難しい器官なので、花粉が割れてアレルギー反応を引き起こす前に花粉を丸ごと洗い流す「鼻うがい」という方法も、ひとつの手です。

「鼻うがい」が有効

洗浄液は自作も可能

当社の「ハナノア」のような専用の製品を使うのがオススメなのですが、ご自身で洗浄液を作る場合は、0.9%の食塩水(水1Lに対して9g)を用いてください。コップなどで鼻へと注ぎ、怖がらずに鼻の奥に流し込めば、逆の鼻や口から洗浄液が出てきます。

鼻うがいの洗浄液は0.9%の食塩水(水1Lに対して9g)

このとき上を向きすぎると、洗浄液を飲み込んでしまったり、耳の内部へ流したりしてしまう恐れがあるので、なるべく正面を向いて注ぐことをオススメします。正面を向いても飲み込んでしまう人は、「アー」と声を出しながら流し込むと、口から出しやすくなります。

注意点は?

鼻うがいを行うタイミングとしては、鼻粘膜に付着した雑菌や花粉を洗い流すことを目的としていますので、帰宅後や就寝前などに鼻うがいしていただくことをオススメします。

1日1~3回くらいを目安にしてください。洗いすぎると、必要な粘膜まで洗い流してしまうことになりますのでオススメしません。

また、鼻づまりがひどい時は正しく洗浄できません。鼻づまりを緩和するものではありませんし、鼻がつまっていると、洗浄液が流れません。鼻がつまっている場合や、汚れている場合は、鼻をかむなどしてから鼻うがいをしてください。