ミロク情報サービス(MJS)とクラウドキャストは3月28日、互いのクラウドサービスの付加価値向上とユーザーの利便性向上を目的とした業務提携契約を締結し、3月31日より、クラウドサービス「楽たす振込」と「Staple」のAPI連携を実現したと発表した。

同連携により、両社のユーザーは経費データの入力から振込支払業務までを効率化し、シームレスなデータ連携による利便性の向上とコスト削減を図ることが可能となる。

楽たす振込とStapleの連携イメージ

楽たす振込はMJSが提供するサービスで、中小企業、会計事務所および個人事業主(顧客)の仕入、経費などの振込支払業務をMJSが代行することにより、振込手数料の削減と業務効率化を支援するクラウドサービス。経営・業務改善を支援するBtoBクラウドプラットフォーム「bizsky(ビズスカイ)」の最初のクラウドサービスとして、2016年9月6日に提供開始した。また、同サービスは金融機関と信託契約を締結し、信託による分別管理を行っているため、顧客から預かる振込資金がさまざまなリスクから保全される仕組みを構築している。

クラウドキャストが提供するStapleは、中小企業をメインターゲットとした初期費用0円で導入できるマルチデバイス型のクラウド経費精算サービス。交通系ICカードやクレジットカードの利用履歴データとの連携はもちろん、各種会計ソフトウェアとの連携を実現し、ユーザーのデータ入力を最小限にする。また、経費データの作成からその経費申請の承認ワークフローが設定でき、ネイティブアプリにも対応しているため、ユーザーの操作性、利便性が高く、さまざまなビジネスシーンで活用することが可能。

楽たす振込の提供価格(税別)は、振込手数料が1件300円。なお、Stapleユーザーは、初期費用・月額基本料無料、振込1件あたり一律280円(税込)の特別料金で利用できる。

Stapleの提供価格(税別)は、法人プランが月額600円/年額6000円、創業5年未満の企業は、5ユーザーまで無料。