コニカミノルタと産業用センサメーカーである独SICKは、戦略的アライアンスに関する契約を締結し、第一弾として、コニカミノルタが独自開発した3Dレーザーレーダーの改変バージョンをSICKにOEM供給し、SICKがそれに工場や物流の自動化市場向けのインテリジェントセンサに特化した形のプログラム可能なセンサのオープンプラットフォーム「AppSpace」を実装すると発表した。

今回のアライアンスは、コニカミノルタが3Dレーザーレーダーの量産に向けた生産力の確保、SICKがあらゆる業種の現場の課題に応えるセンサソリューションの実現に向けた事業基盤の強化をそれぞれ目指すことを目的に為されたもの。今後、両社は、成長が続く自動化市場向けに、高い付加価値を持ったセンサソリューションの提供を実現に向け、3Dレーザーレーダー製品などの新たなセンサならびにセンサソリューションの共同開発を進めていく予定としている。

握手を交わすSICK取締役のラインハルト・ベーズル氏(左)とコニカミノルタ執行役 事業開発本部長の市村雄二氏(右)