シスコシステムズは3月21日、クラウド型セキュリティプラットフォーム「Cisco Umbrella」のビジョンとして、クラウド型セキュアインターネットゲートウェイ「SGI: Secure Internet Gateway」を発表した。

SIGはユーザーがどこにいても、たとえVPNを使用していない場合にもインターネットへの安全なアクセスを提供するビジョン。インターネットへの安全な入り口として、最前線での可視性を提供してユーザーの場所や接続先にかかわらず安全を確保しようとする。

「SGI: Secure Internet Gateway」

同社では、この新たな枠組みにおいてセキュリティを提供する新しいテクノロジーとして、セキュア インターネット ゲートウェイ(以下SIG)という商品カテゴリーを切り拓くことで、クラウド型保護への移行を推進する。

SGIとでSWG(Secure Web Gateway)との違い

同社はこの背景として。今後SaaSの利用が拡大されるほか、支店やブランチオフィスが直接インターネットに接続するようになり、企業ネットワークが提供する防御が通過される危険があると指摘する。

Cisco Umbrellaは毎日1,000億件以上のインターネットリクエストを解決し、このライブデータを110億件以上のイベント履歴と関連付け、これを分析することによって、パターンの特定や異常検知、モデル作成を行い、次の攻撃が仕込まれた攻撃者のインフラストラクチャを明らかにするという。

Cisco UmbrellaはSIGにしたがってクラウド型セキュリティプラットフォームとして、企業ネットワークの中でも外でも、従業員に最前線の防御を提供。悪質なドメインやURL、IPあるいはファイルへのアクセスを、接続が確立されたりファイルがダウンロードされたりする前にブロックするという。

SGIで提供する機能」