シュナイダーエレクトリックは3月14日、データセンター構築における設計からプロジェクトの実行までをトータルに支援する専門組織「データセンター・リージョナルアプリケーションセンター・インターナショナル」(以下、DC RAC)の日本向け組織「データセンター・リージョナルアプリケーションセンター・ジャパン」(以下、DC RAC Japan)を4月1日付けで設立すると発表した。

同社は、「クラウドサービスの急速な進化やデジタルコンテンツの爆発的増加、コンバージドシステムへの移行などの新しい需要に伴い、データセンターに対する要望や対応するソリューションのあり方も変わりつつあること」「多様性のあるITインフラやビジネスモデルへ移行するとともに、運用やエネルギーなどのさまざまな面でコストの削減や最適化、効率性、接続性、信頼性を向上させるデータセンター向けのソリューションへの需要が高まっていること」に対応するため、DC RAC Japanを設立したとしている。

DC RAC Japanは、プリセールスから提案、案件獲得、プロジェクト遂行の各段階を通じてシュナイダーエレクトリックのテクノロジー、製品、サービスからなるポートフォリオを活用し、データセンター構築における課題を解決する専門組織。

データセンター構築におけるプロジェクト要件とデータセンターの基準を同時に満たす設計を提供するだけでなく、潜在的なリスクや利益率の低下を防止するためのコンサルテーションも行う。また、同社が全世界で展開をしているDC RACのアジアパシフィック地域での一翼を担う組織となる。

今後、シュナイダーエレクトリックは各地域のDC RACと連携し、最新のトレンドや知見を集約することで、日本市場におけるデータセンター事業向けビジネスをより強化していく。