アララは3月13日、インターネット接続環境にデータを受け渡す際の個人情報の有無チェックを支援するライセンスパック「P-Pointer File Securityネットワーク分離支援パック」を3月15日より提供開始すると発表した。

P-Pointer File Securityは、PCやファイルサーバの中から、ファイルの内容や属性情報をもとに保管ルールに違反している個人情報ファイルを検出し、然るべき対処を施す個人情報ファイル管理ソリューション。個人情報ファイルがどこにあるかをチェックでき、自動で移動や削除ができるため、個人情報ファイルの管理に課題を持つ企業に適したツールとなる。

インターネット接続環境にデータを受け渡す前に個人情報の有無を自動チェック

昨今、急増する標的型攻撃への対処法として、個人情報を管理するネットワークをインターネット接続ネットワークから切り離して、マルウェア感染や情報漏洩リスクを排除する「ネットワーク分離」の採用は、自治体だけでなく、企業においても増加している。

アララでは、P-Pointer File Securityの特長である個人情報の検出、さらに検出したファイルを特定フォルダへ自動移動できるという特長を活かし、今回新たに、ネットワーク分離環境下のデータ受け渡し時の安全チェックを支援する「P-Pointer File Securityネットワーク分離支援パック」を開発した。

ネットワーク分離環境下において、インターネット非接続ネットワーク上のファイルを、インターネット接続ネットワークに受け渡す際、「P-Pointer File Security」が、該当ファイル内に個人情報が含まれていないかを自動でチェック。ファイル内に個人情報が含まれていれば不合格ファイルとみなされNG用フォルダへ自動移動する。

また、検出したファイルに対する移動などの対処方法は、コマンド実行機能により自由に設定可能。これによりデータ受け渡し時のチェックフローを確立できる。

P-Pointer File Securityネットワーク分離支援パックの提供は、税別60万円。