ミロク情報サービス(MJS)は3月13日、中堅企業向けの新ERPシステム「Galileopt NX-Plus(ガリレオプト エヌエックス プラス)」を開発し、2017年4月下旬より販売開始すると発表した。

「Galileopt NX-Plus」が目指す企業の業務最適化

Galileopt NX-Plusは、年商50~500億円規模の中堅・中小企業をメインターゲットとし、FinTech分野のサービスを活用したデータの自動取得や内部統制機能の強化、経営計画・意思決定のスピード化を実現する企業の業務最適化をサポートするERPパッケージ。

アカウントアグリゲーションサービスを活用した入出金データの取得、顧客の要望に合わせたIaaS環境の提供など、新たなITを採用することにより、ユーザーの業務効率化と利便性を向上するとともに、経営情報の可視化をサポートする。

具体的には、FinTechを活用した入出金データや取引データの自動取得でリアルタイム会計をサポート。2000を超える金融機関およびクレジットカード会社に対応したアカウントアグリゲーションサービスによる入出金データの自動取得により、財務情報を活用したリアルタイム会計を実現する。

また、MJSのグループ会社が開発した「Excel」の操作性で予算編成から予算実績管理や予算執行管理までの業務をスマート化・効率化する予算編成システム「BizForecast(ビズフォーキャスト)」および企業のグループ経営を支える連結会計システム「Conglue(コングルー)」とシームレスなデータ連携が可能。企業の成長や経営環境の変化にキャッチアップしながら、経営情報をスピーディーに可視化し、管理会計情報による経営の意思決定をサポートする。

さらに、事業継続計画(BCP)や社内サーバの運用管理コストの削減などの観点から、クラウド環境でのERPシステムの利用ニーズに応えるため、パブリッククラウド環境に対応した「Galileopt NX-Plus for IaaS」を提供する。8月に提供開始する予定だ。

Galileopt NX-Plus(財務大将)の提供価格(税別)は、基本料金が340万円から。なお、財務大将のほか、人事大将、給与大将、販売大将など各種モジュールやオプションを用意しており、詳細は別途問い合わせ。

発売初年度は年間100本の提供を目指している。