Q.夫が失敗してしまったことのある家事は?

共働きの家庭が一般的となっている現在では、夫が家事に参加することもまた、ごく普通に見られる光景だろう。なんでも器用にこなす男性もいる一方で、中には「どうしてこんなこともできないの!」と困惑されている不器用な夫もいるかもしれない。

今回は、小学生までの子どもをもつ女性マイナビニュース会員215名に、「夫が失敗してしまったことのある家事」を聞いてみた。

Q.夫が失敗してしまったことのある家事を教えてください(複数回答可)
1位「食事づくり」 36.3%
2位「失敗したことはない」 33.0%
3位「買い物」 29.3%
4位「洗濯・洗濯物干し」 27.4%
5位「食器洗い」 18.1%
6位「掃除」 12.6%
7位「ゴミ出し」 6.0%
8位「その他」 0.5%

Q.どんな失敗でしたか? 具体的に教えてください

「食事づくり」

・「おいしくなかった。フライパンを焦がして、後片付けが大変でした」(36歳/神奈川県/インターネット関連/クリエイティブ関連/会社員・公務員・団体職員)
員・団体職員)
・「時間がかかりすぎ。煮詰まってまずかった」(48歳/京都府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「味付けが濃すぎる」(30歳/北海道/専門店/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「量を作りすぎる」(51歳/東京都/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/社員・公務員・団体職員)
・「やたらお金をかけたくせに、おいしくないご飯ができあがった」(31歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「お味がおかしなことになっておりました。キッチンもすごいことに……調理しつつ片付けも致しませんと、二度手間以上で大変です」(55歳/福島県/その他/その他・専業主婦等/その他)
・「料理を鍋からひっくり返す」(26歳/沖縄県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「作ってあげる! とレシピを眺めていたものの、いざ始める段になって、夕食時間から逆算したら全く時間が足りず。レトルトのパスタになった」(40歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「弱火で炒めるように頼んだら、勝手に火力をあげていて鍋を焦がした」(28歳/広島県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「夫婦+1歳児なのに、ご飯を3合炊いた」(33歳/群馬県/ソフトウェア・情報処理/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「カレーが本格的すぎて、おいしくなかった」(39歳/新潟県/コンビニエンスストア/その他・専業主婦等/会社員・公務 ・「失敗とまでは言えないのかもしれませんが、『時間とお金がかかりすぎる』『調理器具や材料の片付けが雑』『正直味がおいしくない(汗)』など。気持ちはうれしかったです」(31歳/三重県/フードビジネス/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「無味」(48歳/神奈川県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

「買い物」

・「どうしても『高い』買い物をしてしまうことが多いですね」(42歳/青森県/教育/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「何度も電話してくる」(46歳/兵庫県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「食品に限っては普段、買い物をしたことがないので適正な価格の相場が分かっておらず、勧められるがままに購入してくるので困る。安く購入してきても粗悪品が多く、断れない性格なので任せられない」(48歳/東京都/百貨店/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「いつものことですが、メモなど持っていっても、欲しいものと微妙に違うものや、違う数を買ってくる」(40歳/千葉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「キャベツとレタスを間違えたり、ボディーソープのセットを頼んだのに、シャンプー・リンスのセットを買ってきたりなど」(44歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「思っていたのと違ったり、高いものを買ってきたり、野菜などは鮮度も分からなかったりするので頼みません」(41歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「明らかに使いきれない大容量買い。高価な家電の衝動買いをして、使いこなせず放置など」(31歳/三重県/フードビジネス/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)

「洗濯・洗濯物干し」

・「しわを伸ばさなかったり、肩幅の合わないハンガーを使ったりした」(40歳/新潟県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「ニットを普通の洗剤&モードで、だいなしになった」(58歳/山形県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「色物などをわけない。汚い物(靴下やパンツ)とタオルなどをわけずに一緒に洗ってしまう」(45歳/滋賀県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「洗濯でとにかく力任せにピンチをつまむので、ことごとく折ってしまうこと」(46歳/青森県/その他/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「洗濯物の干し方が悪く、生乾き臭くなってしまった」(26歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「下着を外側に干す」(38歳/東京都/文具・事務機器関連/営業関連/会社員・公務員・団体職員)

「食器洗い」

・「お茶わんにご飯がこびりついたままだったり、お皿に油が残っていたりと、きちんと洗えておらず、またやり直してしまった」(39歳/鳥取県/その他/その他・専業主婦等/求職中・無職)
・「シンクを洗うスポンジで食器を洗っていた」(28歳/奈良県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「食洗機の入れ方が悪く食器同士が重なり、まったく汚れが落ちていなかった」(32歳/埼玉県/官公庁/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「おわんや茶わんを重ねて籠に入れたので乾かない。普段から何も見ていないんだなと感じた」(43歳/東京都/生命保険・損害保険/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「皿を割る」(38歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/その他)

「掃除」

・「多少汚くても気にしない性格らしく、あまりきれいにならなかった」(35歳/静岡県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「掃除の仕方が全然なっておらず、結局自分でやり直したことがあります」(36歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「産後、実家に帰っていた時期に、トイレ掃除をしなくて汚れが取れなくなった」(46歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

「ゴミ出し」

・「分別の仕方や出す日を間違えていた」(60歳/北海道/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「ゴミの出す位置が悪く収集してもらえず、カラスや猫に荒らされた」(39歳/福島県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「ゴミ出しを忘れてしまった」(49歳/福島県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)

総評
調査の結果、夫が失敗してしまったことのある家事は、「食事づくり」が36.3%で最多となった。2位は僅差で「失敗したことはない」(33.0%)、3位「買い物」(29.3%)、4位「洗濯・洗濯物干し」(27.4%)、5位「食器洗い」(18.1%)、6位「掃除」(36.3%)、7位「ゴミ出し」(6.0%)と続いた。「その他」は4.2%だった。

1位「食事づくり」は、「味付けがいまいち」「量が多すぎる」「時間がかかる」「食材に費用をかけすぎる」が失敗と感じた主な理由となった。"オトコの料理"といえば聞こえはいいものの、その実態は効率やコストなどには気を遣わない、あくまでも趣味レベルのものなのかもしれない。

3位「買い物」もまた、「高価なものを買う」「間違えて買ってくる」「無駄なものを買ってくる」「大量に購入する」など、評判はすこぶるよろしくない。この辺りの理由は「食事づくり」と共通するところもあり、家事における料理は、買い物の時点から始まっていると言えそうだ。

4位「洗濯・洗濯物干し」 、5位「食器洗い」、6位「掃除」も、オトコゆえのズボラさが女性にとってはダメ出しポイントになっている実態がうかがわれる。これらはたまに手伝うだけでは身につかない感覚であり、日常的に家事に積極的に参加していくことで、改善の余地もありそうだ。

7位「ゴミ出し」は普通、失敗しそうにもない単純な作業に思われるが、「分別や出す日を間違えた」「ゴミの出す位置が悪い」「そもそもゴミ出しを忘れた」などの、"とほほ"なエピソードが寄せられている。実はゴミ出しは、意外にも奥深い家事なのかもしれない。

調査時期: 2017年1月13日~2017年1月20日
調査対象: マイナビニュース会員(小学生までの子どもをもつ女性)
調査数: 215人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません