スマートフォンが日々の生活に欠かすことのできないツールになっているビジネスマンは多い。メールやソーシャルネットワーク、電話機能によるコミュニケーションは当然として、ニュースチェック、スケジュール管理、ナビゲーション機能、情報検索および情報収集、娯楽としての音楽やストリーミング配信など、これが1台あればさまざまなことができるが、これがなくなると何もできなくなってしまう。そうなってくると心配になるのはバッテリーだが、サイバー攻撃者はそうしたユーザーの心理を巧みについて攻撃を仕掛けてくるため注意が必要。

2月20日(米国時間)、Threatpostに掲載された記事「What Is Juice Jacking? Can Charging My Phone In A Public Port Lead To Data Hack?」が、ジュースジャッキング攻撃と呼ばれる、あまり知られていないが危険性の高い攻撃について伝えた。一見するとサービスとして提供されているように見える充電ポートが、実はそれは攻撃者が仕込んだポートになっており、接続するとマルウェアがインストールされたり、個人情報が窃取されたりする危険性がある。

スマートフォンの充電ができるようなポートを設置している店、イベントは年々増えている。こうした場所に偽のポートが設置されると、ユーザーはそれが偽のポートであることに気がつくことが難しい可能性がある。記事では、こうした攻撃を避けるために、外出する時は充電用のバッテリーとケーブルを持参するなどの用意をし、外部のポートに接続しないほうがよいだろうと説明している。