ミラクル・リナックスは2月10日、CTCシステムマネジメント(CTCS)の提供するIT統合運用管理ソリューションに、オープンソースソフトウェア(OSS)ベースの統合監視ソリューション「MIRACLE ZBX」が採用されたと発表した。

MIRACLE ZBXシリーズは、オープンソース版統合監視ソフトウェア「Zabbix」をベースとして、ミラクル・リナックスが独自に開発したシステム監視ソリューション。

CTCSは、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)のグループ会社で、商用の管理ソフトウェアを活用した運用管理サービス事業を展開している。通信業を中心にした市場でオープンソースの管理ソフトウェアを活用するニーズが高まってきたことを受け、Zabbixをベースとした運用管理サービスを提供する体制を構築すべきだと判断。国内でZabbixを扱っているベンダーを検討した結果、長期サポートの提供や技術力の高さで定評のあるミラクル・リナックスをパートナーとして選択した。

MIRACLE ZBX採用の決め手として、拡張性や管理の操作性が高く、他のツールとの連携が柔軟なところを評価。また、10年間の長期サポートを利用できることや、CTCSで設計構築から1次サポートまでワンストップで提供できることも、重要なポイントになった。

CTCSでは、従来型のオンプレミス向けサービスに加え、2016年にスタートした「クラウド導入運用サービスFor Microsoft Azure」においても、管理サービスの基盤としてMIRACLE ZBXを採用している。今後は、運用監視、インシデント管理、構成管理、ログ管理などを「MIRACLE ZBX」をハブとして提供し、すべてAPI連携できる環境の構築を目指していく。