『東のエデン』『精霊の守り人』『攻殻機動隊 S.A.C.』を手掛けた神山健治氏が原作・脚本・監督を務める初のオリジナルアニメーション映画『ひるね姫~知らないワタシの物語~』(3月18日(土)公開)の"もうひとつの物語"として、短編『エンシェンと魔法のタブレット~もうひとつのひるね姫~』が制作され、映画の公開に先駆け、3月上旬より動画配信サービス「Hulu」にて配信予定となっている。

『エンシェンと魔法のタブレット』は、映画本編の主人公である高校生・森川ココネがみる夢の中に現れるもうひとりの主人公・エンシェンの冒険が描かれる短編作品。幼い頃のココネが父親から聞かされていた不思議なおとぎ話……それは、やがて高校生になったココネの夢にいつも現れる物語だった。

エンシェンは、森川ココネを演じる高畑充希が演じ、またエンシェンと行動をともにする情熱あふれる若者・ピーチを、映画ではココネの父親・森川モモタロー役を務める江口洋介が担当。それぞれ、一人二役に挑戦する。さらに、映画の渡辺役・古田新太が異端審問官・ベワン、同じく志島自動車会長役の高橋英樹がハートランド王を演じる。また、映画と同じくジョイ役を釘宮理恵が担当する。

■高畑充希のコメント
ココネとエンシェン。2人の女の子を声だけで演じ分ける、と聞いた時はかなりアタフタしてしまいましたが、神山監督がそんなに無理して変える必要はないです、と言ってくださったので、安心してアフレコすることができました。ココネにはココネの、エンシェンにはエンシェンの正義を大切に。楽しく演じさせていただけて、幸せでした。

■江口洋介のコメント
モモタロー/ピーチの二役の演じ分けは意識せずに、すんなり演じられたと思っています。実写の撮影とは違って、画コンテを見ながら声を入れていく作業でしたので、とても新鮮で面白い経験になりました。声だけで表現することがクセになるかもしれませんね。

映画本編にも登場するキャラクターたちの、映画で描かれなかったエピソードが展開される本作。幼いココネが聞いていたおとぎ話に隠された、ある秘密とは……? そして、その秘密に託された、父親・モモタローの想いとは……? 短編『エンシェンと魔法のタブレット~もうひとつのひるね姫~』は、映画を観る前でも、観た後でも、さらに深く物語を楽しめる作品になるという。

短編『エンシェンと魔法のタブレット~もうひとつのひるね姫~』は、原作・監督を映画本編と同じく神山健治氏が務め、脚本を土城温美氏、コンテ・演出を佐野隆史氏、音楽を下村陽子氏、アニメーション制作はシグナル・エムディ×IMAGICA イメージワークスが担当。動画配信サイト・Huluにて、3月上旬より配信予定となっている。

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