NTTデータ先端技術は2月2日、同社の統合運用管理ソフトウェアである「Hinemos」において、Oracle Exadata対応を開始した。また同日からOracle ExadataへのHinemosの導入支援サービスを販売開始し、4月1日から同サービスおよび製品サポートを提供開始する。

HinemosによるOracle Exadataの運用管理

Hinemosはこれまで、エンタープライズ領域での導入促進に向け、Oracle Linux上の動作サポートや仮想化プラットフォームとしてOracle VMお及びOracle Enterprise Managerとの連携など、Oracle製品との連携を進めてきたという。

今回、大規模・エンタープライズ領域へのさらなる発展に向け、Oracle ExadataへのHinemosの導入支援サービスとOracle Exadata上のHinemosの製品サポートを提供することにした。

オープンソース・ソフトウェアの特徴を生かし、ライセンス費用なしでOracle ExadataへHinemosを導入できるという。また同社の技術力により、導入支援から製品の動作保障および製品サポートを提供するとしている。

同サービスの特徴として、Oracle Exadata環境およびシステム全体の統合運用管理の実現と、Oracle Exadata環境の運用管理に関する設計・支援への対応の2点を挙げる。統合運用管理の実現については、Oracle ExadataへのHinemosエージェントの動作保障および製品サポートを行う。

これにより、Oracle Exadata環境に関する監視やジョブ管理をほかのサーバと同様にコスト削減が可能になるという。また、Oracle Exadataを含むシステム全体の運用管理をHinemosにより統合的に実現できるとしている。

設計・支援への対応に関しては、Oracle Exadataの導入と共に、Oracle Exadata環境へのHinemosの設計・構築などの導入支援をサービスとして提供する。今後、同社では3年間で導入件数60件を目指す。