ユピテルとNTTドコモは1月26日、ユピテルが開発・販売する車載器やロボット型端末に、ドコモのAI/IoTの技術を活用し、共同で商品開発、サービス提供に向けた検討を推進することに合意したと発表した。その第1弾として対話型AIロボットを共同開発し、2017年中の提供を目指す。

対話型AIロボットの外観

この対話型AIロボットは、人工知能で自然対話を実現するNTTグループのAI技術「Corevo」の自然対話プラットフォーム技術を活用しており、対話の内容を理解するだけではなく、顔を識別し、利用者の趣味嗜好に合わせた内容で対話するという。

雑談対話や、内容に応じて声色を変化させた対話もできるほか、本体に搭載しているディスプレイで対話をチャット形式で表示するので、内容を確認することが可能となっている。

「外部コンテンツ連携機能」では、知りたい事を話しかけるとインターネットから情報を検索し、回答するほか、ニュースや天気の情報を取得し、情報を反映した対話を行う。

また、「顔認識機能」では顔識別カメラによってご利用者を自動識別し、「ユーザー管理機能」では4人まで利用者を登録することができる。

対話型AIロボットのシステム構成