左から神谷浩史、ブラック・ジャックのイラスト(オリジナル版)。 (c)Tezuka Productions (C)2016 Active Gaming Media Inc. All rights reserved.

手塚治虫作品のキャラクターがリメイクされて登場するゲーム「アトム:時空の果て」に参加する声優陣第2弾が発表された。

ブラック・ジャック役は神谷浩史、百鬼丸役は中村悠一、マグマ大使役は中井和哉、デッドクロス殿下役は置鮎龍太郎が務める。なお既報の通り、ゲームの男主人公役には島崎信長、女主人公役には佐藤聡美、火の鳥役には小山茉美、ゴア役には柴田秀勝がキャスティングされている。

今春リリースされる「アトム:時空の果て」は天野喜孝が描く火の鳥、奥浩哉が描くマグマ大使、ヨシオカサトシが描くお茶の水博士など手塚作品のキャラクター200体以上が集結する対戦トレーディングカードゲーム。このたびデッドクロス殿下とアトラスのリメイクを担当した松山洋と細川誠一郎のコメントも到着した。

※島崎信長の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記。

松山洋コメント

プロジェクト参加について

あの手塚治虫世界のキャラクターで新しいゲームを創造するプロジェクトと聞いて正直震えましたね。弊社が担当するキャラクターがデッドクロス殿下とアトラスと聞いて尚更でした。着手からは弊社を代表するキャラクターデザイナーの1人である細川誠一郎と二人三脚で週に3回のミーティングを繰り返して結果的におよそ半年かけて完成したのが今回のイラストです。完成したイラストとは別に多くの設定画もありますので機会があれば見ていただきたいですね。

デッドクロス殿下制作秘話

本作ではかなりの悪役で物語の中心に属するキャラクターと聞いていましたの原作の印象やシルエットはあまり変えずに首領らしさと堂々とした悪の強さを全面に出すよう指示しましたね。髑髏のモチーフを身体には入れつつも格闘キャラにはせずに、それでいてある程度のボリュームと質感は保つ、というバランス。細川には“グリフィスじゃなくてフェムトの方のイメージで”と伝えました。

細川誠一郎コメント

プロジェクト参加について

今回のお話をいただいた時は胸が躍りつつも、「俺ごときがそんな大先生のキャラクターを描いていいのか」「つか他の執筆陣豪華だなー」という尻込みが勝っていたのですが、またと無い機会を逃すのも勿体ないと思い直し、失礼ながら半ば勉強するつもりで参加させていただきました。皆様の御眼鏡に適うモノになっていれば幸いです。

デッドクロス殿下制作秘話

初期案では割とノーマルな軍服姿のチョビ髭司令官だったのですが、もっと強そうにした原作を踏襲したデザインにしようと松山に言われまして、骨感を強めに加えつつマッシヴな方向に転換しました。参考にしたイメージとしてはフェムト時グリフィスやアーマードバットマンです。

(c)Tezuka Productions (C)2016 Active Gaming Media Inc. All rights reserved.