2017年の年頭にあたり、サイオステクノロジーの代表取締役社長を務める喜多伸夫氏は、以下の年頭所感を発表した。

明けましておめでとうございます。

サイオステクノロジーは、本年5月23日、20周年の節目を迎えます。テンアートニとして設立以来、山あり谷ありの20年。ステークホルダーの皆様に支えられ、記念すべきこの年を迎えることが出来ました。ここに改めまして、皆様に厚くお礼申し上げます。

この20年で弊社グループは、売上100億円規模の企業にまで成長することが出来ました。しかし、この規模は、ようやくスタートラインに立ったに過ぎません。私たちは、革新的なソフトウェアテクノロジーで価値を創造し、世界のIT産業に影響力のある存在「インフルエンサー」になることを目指しています。

一方、規模拡大だけが私たちの果たすべき使命だとは考えておりません。「社会から信頼される存在となること」がもうひとつの重要な使命だと理解しております。

昨年弊社は、グループ子会社で発覚した不適切会計により過年度決算を修正、多くのステークホルダーの皆様に大変なご迷惑をおかけしてしまいました。ここにあらためて深くお詫び申し上げるとともに、このような事態を二度と招くことのないよう体制を整え、まさに「社会から信頼される存在」となるべく努力を続けてまいります。

これらの目標を実現するため、弊社は持株会社への移行を昨年末の取締役会で決議いたしました。持株会社への移行により、以下の3つを実現いたします。

グループ内のバックオフィス機能を持株会社に集約し、コンプライアンス体制を強化

各事業会社の意思決定の迅速化による事業機会の拡大

M&Aの加速

20周年という新たなスタートラインから、私たちサイオステクノロジーは大きく成長してまいります。

今年もサイオステクノロジーを何卒よろしくお願いいたします。