乗り換え案内サービス「駅すぱあと」を提供するヴァル研究所は、内閣府主催のREASASアプリコンテストに、経路検索API「駅すぱあとWebサービス」、全国経路図API「駅すぱあと路線図」をコンテスト参加者に提供することを発表した。

内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局が提供する「地域経済分析システム(RESAS:リーサス)」は、地域に関する官民の数多くのデータをWeb上で提供しているサービスだ。産業マップ/地域経済循環マップ/農林水産業マップ/観光マップ/人口マップ/消費マップ/自治体比較マップと大区分されたカテゴリの下には、グラフや地図を多用し可視化した多彩なコンテンツが提供されている。

地域経済分析システム「REASAS」Webサイト

非常に沢山のデータを用いたこのRESAS。たとえば産業マップでは日本全国の地図上膨大な点が色分けで表示される。多彩な機能の一例にしか過ぎないが各縮尺の地図上でマウスドラッグすると対象エリアが設定される(地域選択モード)。表示年度を設定し、製造業、農業、林業、漁業、鉱業、建設業、電気・ガス、情報通信業、金融業と大分類を指定、[選択地域内の産業割合を見る]をクリックすると、地図上でマウスドラッグした複数のエリアの産業割合が即座に表示される。

産業マップで地図を拡大してエリアをマウスで自由に指定

[選択地域内の産業割合を見る]をクリックすると

即座に二つ範囲のグラフが表示される

このRESASデータはAPI提供も行われており、APIを使ったコンテスト「RESASアプリコンテスト」が19日からスタートしている。「地域を元気にするアプリ」、「地域の魅力を再発見するサービス」などをテーマにAPIを使いWebサービスやスマートフォンアプリの形で競い合う(締め切りは2月19日)。

今回、乗り換え案内サービス「駅すぱあと」を提供するヴァル研究所がコンテスト参加者に対して、経路検索機能や公共交通機関データを提供できるAPI「駅すぱあとWebサービス」、全国路線図API「駅すぱあと路線図」を提供することを発表した。

同社では、地域活性化の取り組みとしての「RESASアプリコンテスト」に協賛。同じくAPIを提供できる「駅すぱあとWebサービス」「駅すぱあと路線図」を組み合わせることで、観光客誘致や地域の活性化につながるアプリやサービスを開発できること述べるとともに、今後も地域活性化の取り組みや、地方・地域への送客支援を行っていくとしている。