パイロットコーポレーションは12月15日、「ビジネスマン・OLの年賀状に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は今回で37回目。11月4日~21日、首都圏のビジネスパーソン418人を対象に質問用紙の配布・回収による無記名留置調査で行われた。

「年賀状を出す枚数」

2017年の年賀状を出すかどうかを尋ねると、「出す」と答えた人は77.0%にとどまり、同調査において最も低い数値となった。

年賀状を出す理由は、「新年のあいさつとして」(77.0%)、「日頃の無沙汰」(44.1%)、「世話になった人への儀礼」(36.0%)が上位に。一方、年賀状を出さない理由は、「準備が面倒」(52.1%)、「メールで代用」(41.7%)、「SNSで代用」(35.4%)となった。

また、年賀状を出す人に年賀状をいつ頃までに用意しているか聞いたところ、6割以上が「12月中旬までに」(67.7%)と回答。一方で、「正月」(2.8%)、「年が明けてから」(2.5%)という回答もあった。どの時点までに届くものが年賀状かという質問では、「元日」(0.5%)、「三が日中」(22.2%)、「松の内(元日~1月7日)」(32.1%)で、半数以上の人が「松の内まで」(54.8%)に届くものが年賀状と思っていたが、「年始のあいさつがあればこだわらない」(24.4%)と答える人もいた。

年賀状を出す枚数を聞くと、昨年の「60枚」から減らして、平均「56枚」に。その内訳は、友人・親類等が「32枚」、仕事・会社関係が「24枚」だった。年賀状をもらう枚数についても、昨年から減少し、平均「46枚」となった。なお、この調査での年賀状を出す最多予定枚数は40代男性の「350枚」で、もらう枚数の最多は20代女性の「360枚」だった。

年賀状を出す相手は、昨年と変わらない順位で、「友人・知人」(87.6%)、「親類」(68.9%)、「会社等の上司」(47.2%)が上位に入った。一方で、できれば年賀状を出したくない相手は、約半数が「出したくない人はいない」(51.2%)と回答。次いで、「会社等の上司」(31.6%)、「会社等の同僚」(21.5%)、「取引先」(12.0%)、「部下」(11.0%)も続き、昨年の調査と比べていずれも大きくポイントを伸ばした。