コンテックは12月13日、-20~60°Cの広温度範囲に対応した小型組み込み用スイッチングHUB(型式: SH-8008F )を開発し、ネットワーク周辺機器の製品ブランド「FLEXLAN」の新製品として同日より販売開始すると発表した。

新製品は、IEEE802.3u(100BASE-TX)/IEEE802.3(10BASE-T)規格に準拠した小型スイッチングHUBで、-20~60°Cの広い動作温度範囲に対応、一般向け汎用のスイッチングHUBが使用できない悪環境でも動作できる。また、従来製品(SH-8008(FIT)H)から32%の小型化を実現、幅40mm奥行60mmとし、盤内での占有スペース、ケーブル配線のしやすさをさらに追求。さらに、金属シェルのファンレス構造、電源2重化、電源逆配線対策など、産業用機器としてシステムの可用性を向上させる多くの機能を装備している。

同社は新製品について「工場生産ラインの制御盤や工作機械などの装置内には、イーサネットを物理層/データリンク層とする多数の通信機器が利用されており、製造現場では多数のイーサネット機器を接続できるスイッチングHUBのニーズが増しています。また、IoT化するための監視用機器を後付けしたり、上位/下位システムとの連携のために新たな通信経路を確保したりといった新たなニーズも出てきています。新製品は、こうしたニーズにお応えする耐環境性に優れた産業用スイッチングHUBです」と説明している。

広温度範囲対応 組込型スイッチングHUB「SH-8008F」