期待と意識に関する調査」結果を発表した。

ジャストシステムは、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した「自動運転車への 期待と意識に関する調査」結果を発表した。

無人自動運転タクシーは2020年までの実用化が目指されている

同調査は、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用し20歳以上の男女1,108名を対象として2016年12月2日~12月5日の間に回答を得たもの。なお、同調査での「自動運転車」とは、人ではなく、人工知能(AI)によって全運転操作が行われ、自動走行する車を指す。

4人に1人が「高齢者の自動運転車利用に賛成」

今後、日本では高齢化が進んでいく中で、自動運転車の実用化により、高齢者が自身で買い物や通院が行え、行動範囲が広がると言われている。20歳から59歳までの人に高齢者の自動運転車利用について聞いたところ、26.2%が「賛成」、43.6%が「身体機能や交通法規理解など、一定基準を満たせば賛成」と答えた。また、自身が60歳を超えた後についても、運転免許証を持っている人の51.2%が「自動運転車を利用して自身で移動したい」と答えた。

自動運転車でも、7割超が「任意保険に必ず加入する」

自動運転車を自家用車として保有したい人のうち、73.0%が「任意保険に必ず加入する」と答えた。事故の減少が期待される自動運転車であっても、万が一の補償を考えておく人が多いという結果となった。

約8割が、「自動運転車の運転でも、免許は必要」

「自動運転車でも、運転する人は運転免許証の取得が必要」と答えた人は78.3%。運転免許証の取得時に審査すべきこととして最も多くの人から挙げられたのは「一定レベルの交通ルールの取得」(75.8%)で、次いで「一定レベルの視力や判断力の有無」(72.8%)となった。

「人が運転する車などとの混在」が不安材料

日本国内で自動運転車のテスト走行が実施されていることに賛成している人は65.3%。そのうちの84.1%は、「自身の居住地近くでのテスト走行でも賛成」と回答した。しかし、自動運転車が完全に普及するまで、人が運転する車や、さまざまなレベルの自動運転車が混在することについて、55.0%が「不安や心配がある」とも答えている。

男性の3人に1人が「無人自動運転タクシーに乗りたい」

2020年までの実用化が目指されている無人自動運転タクシーに、「乗りたい」と答えた男性は35.9%、女性は23.2%だった。また、路線バスや観光バス、高速バスの無人自動運転車についても、男性の方が女性よりも利用に意欲的という結果となった。

なお、集計データとしてまとめた全47ページの調査結果レポートは、Marketing Research Campから、無料でダウンロード提供されている。