サードウェーブデジノスの「Diginnos」シリーズから、ちょっと変わったPC「Diginnos DG-CANPC」が登場した。ドリンクボトル形状を採用し、一見するとPCには見えない。実際に使ってみるとどうなのか、早速チェックしてみよう。

Diginnos DG-CANPC。円筒状のボディで一見するとドリンクボトルのようにも見える。PC然としていないので、リビングでテレビと接続して利用するのもよさそうだ

■試用機の主な仕様   [製品名] Diginnos DG-CANPC   [CPU] Intel Atom x7-Z8700 (1.60GHz)   [メモリ] DDR3L-1600 4GB   [グラフィックス] Intel HD Graphics(CPU内蔵)   [ストレージ] 32GB eMMC   [光学ドライブ] なし   [OS] Windows 10 Home 64bit   [サイズ/重量] Φ66mm×D181mm/約470g  

インタフェースは最低限

Diginnos DG-CANPCは、円筒状のボディを採用した小型PCだ。価格は税別26,800円で、OSにWindows 10 Pro 64bitをインストールしたモデル(税別31,800円)も用意する。ボディサイズが小さいため、拡張性はそれほど高くない。インタフェースとして搭載しているのは、2基のUSB 3.0と1基のHDMIポート、microSDスロット、マイク/ヘッドホンジャックと、一般的な薄型ノートPCと変わらない。拡張ポートの反対側には、100万画素画素のWebカメラを配置。さらにモノラルスピーカーとマイクも内蔵している。

インタフェースは基本的にまとめて配置されている。USB 3.0×2、HDMI×1、microSD、オーディオポートを備える

本体上部に電源ボタンとWebカメラを配置

通信機能は、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0を搭載しており、これらを利用することでポート類の不足を補うことができる。

早速、HDMIでディスプレイに接続してみた。WUXGA(1,920×1,200ドット)の液晶ディスプレイと、4K対応テレビにそれぞれ接続してみたが、どちらも問題なくドットバイドットで表示することができた。最近では動画配信サービスでも4Kコンテンツが増えてきた。4Kで表示できるのは、リビングなどで使う上で非常に有効だといえる。

電源ケーブルとHDMIケーブル、そしてスリム端子オーディオ延長ケーブルが付属