京都大学発のベンチャーで、スポーツカータイプの電気自動車の量産に日本で初めて成功したGLMは11月25~26日に香港でイベントを開催し、「G4」と「トミーカイラ ZZ」を展示すると発表した。EV市場が活況な香港で「スポーツEV」という新たな魅力をアピールする。

GLM「G4」

今回のイベントは、GLMそのものや事業戦略および車種を香港在住の事業会社や機関投資家に紹介する招待制のブランド発表会と、一般向け車両展示の二部構成で実施する。ブランド発表会にはGLM代表取締役社長の小間裕康氏が登壇する予定だ。

展示される車両は、9月に開催されたパリモーターショーでお披露目された次世代EVスーパーカー「G4」のコンセプト車両と、日本初の量産スポーツEVとして国内販売を開始した「トミーカイラ ZZ」の2台。11月25~26日の2日間、ホテル「ザ・アッパー・ハウス」のエントランスに展示する。

EVスーパーカー「G4」は、2019年の量産化に向けて開発中のモデル。クーペスタイルの外観ながら4ドアかつ4シーターを実現し、スーパーカーのルーフラインを保ちながら4人の乗員が移動を優雅に楽しむことができる快適性を確保している。

同社は「G4」の販売に際して世界展開を視野に入れていることから、今回のイベントを行う。アジアの経済・金融・物流の中心地である香港は重要なマーケットであり、中国進出への足がかりとしても大きな役割を果たすと位置づけている。