シックス・アパートは24日、独自のMTタグとHTMLとテンプレートで直感的にWebサイトを構築できるCMS「Movable Type」クラウド版において、上位プランとなる「M8」シリーズを追加、サーバ選択にApache版、カスタマイズが必要なユーザー向けに「プライベートサービス」を追加するなど大規模運営向けメニューを刷新した。

Movable Typeクラウド版は、2001年サンフランシスコでの発表以来、ユーザーとともに進化を続けるCMSであるMovable Typeをクラウドで利用できるサービスでインストールやアップデートからサーバー監視といった煩雑な作業から解放されコンテンツの作成に邁進できるサービス。

今回、同社はメニューに比較的規模の大きいサイト運用にも適した「M8」シリーズ(M850i/M8100i/M8300i/M8500i)をメニューに追加、サーバ仕様がすべて2CPU/メモリ8GBと従来最上位プランのサーバ仕様1CPU/メモリ4GBから大きく向上。「S4」シリーズ以上のプランではNginxに加えてApacheをWebサーバとして選択可能にするなど、ユーザー既存運用サイトからの移転もしやすくなっている。

また、要望に応じたオプションやカスタマイズ、最大132台までの複数サーバに対応した「プライベートサービス」も開始。大量のアクセスが予想される負荷の高いサイトにも対応するメニューが用意されている。

新メニューが加わったMovable Typeクラウド版(同社資料より)