サニーヘルスはこのほど、ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて調査レポート「太った女性を褒め称える国トップ10」を公開した。

モーリタニアの若い女性の中には、高脂肪のラクダのミルクを毎日飲んでいる人もいるという

肥満は見た目だけの問題でなく、病気になるリスクが高くなる可能性もある。しかし世界の国の中には、太っていることに対し、肯定的な国が存在するという。特に南太平洋や砂漠地方の国に多いとのこと。

それらの国では、肥満が富や美の象徴となり、「太っていること」はモテ要素となっているという。同サイトでは、その「太った女性を褒め称える国」をランク付けして紹介している。

10位は、南太平洋に浮かぶ島々からなる国家「トンガ」。体のサイズが大きいことが美しいとされており、国民の9割近くがBMI25以上の過体重であるという。2004年に北米肥満学会が発表した研究では、トンガ人は遺伝的に太りやすい体質であることがわかっている。美の価値観と遺伝が、女性の肥満につながっているとのこと。

9位は「クウェート」。同国では昔から、人々が太っていることは健康と富の象徴だと考えられており、肥満が称賛されている。同国の成人女性の約80%が過体重で、主な死因は心臓、血管の疾患であるとのこと。

8位は、南大西洋の「フィジー」。胴回りが太っている女性は健康と富の象徴として、長い間尊敬されてきたという。このような昔からの慣習と、健康リスクに対する教育不足が肥満が多い原因とされている。

7位は「ジャマイカ」。同国では、お尻や下半身が特にふくよかであることが重要とされており、女性の体形は医学的に適切なサイズの約2倍が理想的であると考えられているという。そのため、同国の成人女性の約70%が過体重であるとのこと。

6位は「サモア」。第二次世界大戦後、現地で採れるタロイモや魚の代わりに加工食品を食べるようになってから、同国の体重は増加傾向にあると言われている。しかし、生物学的人類学者によると、サモア人は何世紀にも渡る長年の食糧不足から、遺伝的に脂肪細胞に余分なカロリーをため込むようプログラムされているとのこと。

5位は「南アフリカ」。同国では体重が減ることと病気との関連で、やせていることをネガティブに見る傾向があるという。体の大きな女性は健康状態、経済状態の両方が良いと考えてられているとのこと。

4位は「アフガニスタン」。砂漠という過酷な環境のため、ふくよかであることが子宝に恵まれると関連付けられてきた。そのため、ふっくらとしたアフガニスタン女性は大事にされてきたという。体のほとんどがブルカ(イスラム教のベール)で覆われているため、体形は外見からはよくわからないが、丸みのある太った顔が好まれているとのこと。

3位は「タヒチ」。同国の女性は、「ふくよか=女性の美しさ」と考えられている。先住民には「ハーポリ」と呼ばれる、体に脂肪が付いているか族長が検査する慣習があるとのこと。現在でも肥満が称賛されており、食べ物も炭水化物やココナッツミルクなど、高エネルギーの食品が好まれている。

2位は「ナウル」。同国は、糖尿病の罹患(りかん)率が高く、人口の30%以上が糖尿病を患っているという。体が豊満であることを美や子宝に結びつけて考えており、男性も女性と同様に太ることが良しとされている。

1位は西アフリカの「モーリタニア」。若い女性の中には、高脂肪のラクダのミルクを毎日飲んでいる人もいるという。体重を増やせない女性は、食欲増進のために日常的に抗ヒスタミン剤とステロイドを服用しているとのこと。

さらに詳しい説明は、microdiet.netの最新の記事「太った女性を褒め称える国トップ10」で案内している。