2016年11月16日から18日にかけて、パシフィコ横浜にて開催されている最先端の組込技術/IoT技術にフォーカスした総合技術展「ET 2016」「IoT Technology 2016」において、アットマークテクノは、IoTの概念実証(PoC:Proof of Concept)に必要なモノとサービスをまとめて提供する「Armadillo-IoT PoCパッケージ」などの紹介を行っている。

アットマークテクノのブースの様子

同パッケージは、同社とウフルが共同で提供するソリューションで、第3世代Armadillo-IoTゲートウェイ「Armadillo-IoT G3」とWi-SUNインタフェース対応アドオンモジュール、温湿度/人感/開閉センサデバイス、ならびに要件定義、クラウドアプリの開発、デバイス運用管理や3Gモバイル回線などをひとまとめで提供するもの。これらを活用することで、カスタマは求めるIoTシステムがどういったものかを手軽に検証することを可能とした。アットマークテクノでは、最速3カ月でPoCのスタートアップが可能としている。

「Armadillo-IoT PoCパッケージ」のハードウェア構成。パッケージには、これらのほか、アプリ開発や要件定義、通信サービスなどIoTを活用するにあたって必要となるすべてのサービスが含まれている

このほか、同社ブースではARM Cortex-A7(1GHz)デュアルコア搭載プロセッサ(NXP SemiconductorsのiMX 7Dual)を採用した小型/低価格IoTゲートウェイ「Armadillo-IoT G3L」の実機展示も行っている。同製品は、同日より受注を開始しており、11月末の出荷を予定しているという。

小型/低価格IoTゲートウェイ「Armadillo-IoT G3L」の実機。G3に比べて小型化されていることが分かる

ちなみに、同製品は2017年3月までの期間限定にて、販売価格を通常3万9800円(税別)のところを3000円引きとなる3万6800円(同)にて提供するキャンペーンを行っているという。また、それと並行して現在、「Armadillo-IoT G3」および組み込みプラットフォーム「Armadillo X1」と、絶縁RS232C/422/485アドオンモジュール「RS01」、絶縁デジタル入出力/アナログ入力アドオンモジュール「DA00」をセットにしたスタートアップキャンペーンを限定20台ずつながら行っている。G3のキャンペーンでは、それぞれを別個に購入するよりも約6000円割引となる6万9500円(税別)、X1のキャンペーンでは、同じく約6000円割引となる3万9800円(同)にて、それぞれ購入できるというもので、オンラインショップならびに販売代理店より入手可能だという。