コンカー、Sansan、ヴァル研究所の3社は11月9日、近隣交通費のコスト適正化と従業員の生産性向上を目指した連携を開始すると発表した。

名刺管理クラウドである「Sansan」、ヴァル研究所が開発したカレンダー連携ツールである「RODEM」と路線検索サービス「駅すぱあと」、および経費精算クラウド「Concur Expense」をクラウド連携し、交通費生産の効率化を実現する。

RODEMとSansan、ConcurExpenceとの連携イメージ

Sansanは、法人向けクラウド名刺管理サービス。名刺をスキャナやスマートフォンのカメラで読み取ると、名刺情報がデータ化され、組織内で名刺情報を共有できるサービス。また、RODEMは、訪問先をカレンダーに登録すると、自動でスケジュール調整・経路検索・交通費精算を行うビジネスサポートサービス。

今回の連携により、カレンダーへの外出予定登録時に、利用者や所属企業が持つSansanの名刺データを参照できるようになる。具体的には、スケジュールのタイトルに「外出先の企業名/相手の名前」と登録すると、RODEMがSansanから該当する人物の名刺データを参照し、正確な住所から経路を算出・登録する。

また、RODEMで算出した経路・運賃リストをクラウド型経費精算システム「Concur Expense」に反映できるようになり、交通費精算処理を、スマートフォンの操作だけで完結することができる。

SansanおよびConcur Expenseをすでに利用中の企業は、RODEMの利用料金のみで利用が可能になる。