「会社が遠くて通勤が大変」「満員電車に耐えられない……」そんなふうに毎日の通勤を苦痛に感じている人も多いのではないだろうか。そこで今回は、マイナビニュース会員のうち男女605名にこんな究極の2択を迫ってみた。

Q.「会社まで1時間30分かかるが始発駅で必ず座れる場所」と「会社まで30分で着くが、乗る電車は毎日超満員の場所」、どちらに住みたいですか?

遠いが座って通勤できる……場所 41.3%
近いが超満員の場所……58.7%

Q.会社まで遠いが座って通勤できる場所と近いが超満員の場所、どちらに住みたいですか?

Q.その理由を教えてください

遠いが座って通勤できる場所

■通勤時間を有効活用できる
・「仕事のチェックができるから」(45歳男性/通信関連/営業関連)
・「電車で本を読むのが好きだからその時間が取れる」(47歳男性/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連/営業関連)
・「落ち着いてスマホでニュースを見ながら出勤できる」(38歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

■満員電車は耐え難い
・「1時間の差は大きいが超満員はつらすぎる」(38歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「30分ギューギューはつらいです、朝は早く起きなくちゃいけないけど座れれば少しは眠れると思うので」(40歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「超満員の電車に乗らなければいけない状況が耐えられない」(40歳男性/設計/技能工・運輸・設備関連)

■心身への負担が軽いから
・「ストレスが違うと思う」(42歳女性/教育/公共サービス関連)
・「満員電車はストレスがたまるから、早起きしてでも座って寝られた方が体的にも精神的にも楽だと思うから」(23歳女性/広告・出版・印刷/営業関連)
・「ものすごく迷いましたが私はすぐ腰が痛くなります。ですから座って通勤できる方が良いですし、超満員の電車は酔ってしまうと思うので時間がかかっても座れる方を選択しました」(31歳女性/銀行/事務・企画・経営関連)

■満員電車での通勤は仕事に支障が出るから
・「満員電車では会社に着いてから仕事にならない」(59歳男性/専門商社/事務・企画・経営関連)
・「通勤で無駄な体力を使うと仕事の判断力などに影響がでるので座りたい、朝から嫌な気分になりたくないので」(42歳男性/建設・土木/営業関連)
・「満員電車では仕事をスタートする前に疲れてしまうから」(39歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

■その他
・「座って通勤に勝てる魅力はない」(47歳男性/ビル管理・メンテナンス/技能工・運輸・設備関連)
・「痴漢冤罪が怖い」(28歳男性/インターネット関連/事務・企画・経営関連)
・「会社から近いと職場の人に私生活を聞かれそうなので、職場と距離を置きたい」(33歳女性/サービス/事務・企画・経営関連)
・「そういう場所に住んでいたことがあり、通勤が楽だった」(55歳男性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)

近いが超満員の場所

■時間の方が大切
・「座って時間を浪費するよりまし」(41歳男性/証券・投資銀行/専門職関連)
・「通勤時間が長いのは無駄だと思うから」(34歳男性/食品/営業関連)
・「往復2時間×通勤年数を考えるとどれだけ時間を奪われるか」(40歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

■早起きしたくない
・「朝はギリギリまで寝たいので」(38歳男性/専門店/事務・企画・経営関連)
・「朝1時間多く寝られるから」(32歳男性/食品/技能工・運輸・設備関連)
・「朝早起きしなくてすむから」(30歳女性/その他/事務・企画・経営関連)

■30分なら耐えられる
・「満員は我慢できる、都内なら普通」(33歳女性/精密機器/事務・企画・経営関連)
・「片道30分なら何とか耐えられそうだから」(44歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)
・「30分くらいなら満員電車でも我慢できるから」(30歳女性/電力・ガス・エネルギー/事務・企画・経営関連)

■早く帰りたいから
・「とにかく早く帰りたいから」(31歳女性/環境・リサイクル/営業関連)
・「行きはともかく、帰りはできるだけ早く帰宅したいので」(47歳男性/鉱業・金属製品・鉄鋼/技能工・運輸・設備関連)
・「混んでいても早い時間に家に帰りたい」(26歳女性/食品/専門職関連)

■その他
・「物理的に時間がかかる方が体がつらい」(37歳男性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)
・「電車が遅延したりすることもあるので職場は近い方がいい」(31歳女性/教育/公共サービス関連)
・「通勤時間がながいと残業のときつらい」(33歳女性/銀行/営業関連)
・「今、遠いが座れる通勤をしているが、往復3時間を要するのは非常に非効率会社を変えたくなるから」(65歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)

■総評

「会社まで30分で着くが、乗る電車は毎日超満員の場所」を選択した人が約6割という結果に。「タイムイズマネー」ということで、満員電車のつらさよりも時間の方が貴重であるとのこと。たとえ座れたとしても通勤時間が長いのは耐えられない、ということだった。

「早起きが苦手」という回答理由も多かった。「始発駅で必ず座れる場所」であれば電車内で寝ることも可能だが、電車よりもやはり「ベッドで眠りたい」そうだ。他にも、「会社から近い方が気分的に楽」「超満員なら寝過ごすことがない」「終電に困らない」といった理由が挙がっていた。こうしたメリットを考えれば、30分の満員電車も耐え忍べるようだ。

「会社まで1時間30分かかるが始発駅で必ず座れる場所」を選んだ人からは、「通勤時間を有効活用できる」というメリットが挙げられた。1時間以上前に家を出るのは大変かもしれないが、電車に乗れさえすれば本を読んだり音楽を聴いたりとゆっくり自分の時間を過ごすことができる。到着するまで寝ることもできるので、早起きであっても睡眠不足の心配はなさそうだ。さらに、ゆったり通勤できれば「ゆとりを持って仕事に臨める」という利点もあるようだ。

会社から近いが満員電車での通勤を取るか、それとも少し遠くても座って通勤できる場所を取るか。見事に意見が割れた今回のアンケート。あなたならどちらの場所を選ぶだろうか。

調査時期: 2016年10月17日~18日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女605名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません