劇場版アニメーション公開より33年。高千穂遙氏によるSF小説を原作とし、ガンダム生みの親のひとりとして広く知られる安彦良和氏の初監督作品『クラッシャージョウ』が、Blu-ray BOXとなって2016年12月14日(水)にリリースされる。

ここでは、Blu-ray BOXの発売を記念して、原作者・高千穂遙氏と監督・安彦良和氏より寄せられたコメントを紹介しよう。

■高千穂遙 (原作者)
今は昔の作品をテレビを通してたくさん目にする機会が多いが、古い作品でリマスターされてない映像は流れる画像が粗くて集中して観ることができないんです。そんな中、『クラッシャージョウ』もリマスターすることによって、絵を当時以上に綺麗に見ることができるようになり、ちゃんと世界に入り込んで楽しむことができるようになりました。絵的な荒さが消えて、集中力を妨げるものがないわけですから、作品世界そのものを全部あるがままに観ることができるようになったのは重要です。現在の最高の環境で『クラッシャージョウ』のそのあるがままの状態を堪能してもらえることが嬉しいですね。

■安彦良和 (監督)
『クラッシャージョウ』は、制作当時「楽しめ、楽しめ」と自分を励まして、スタッフの顔を見ながら「楽しんでるか?」と言いながらつつやった仕事なんです。公開後は、劇場の舞台挨拶でお客さんの顔を「楽しんでいるかな?」って見るようにしていました。いろんな意味で、「楽しんでいるか?」という部分に尽きる作品なので、今回のリマスターでは、そうした昔を偲んで楽しんでもらえるといいのではないかと思います。

「クラッシャージョウ Blu-ray BOX」が、2016年12月14日(水)の発売予定で、価格は18,000円(税別)。各詳細は公式サイトにて。

(C)高千穂&スタジオぬえ・サンライズ