ブレインパッドは10月25日、キユーピー社に、人工知能(AI)のビジネス活用を支援する「機械学習/ディープラーニング活用サービス」を導入し、同社の食品製造プロセスにおける異物混入や不良品の発見精度の向上を支援すると発表した。

キユーピーでは現在、原料由来の夾雑物混入の発見を人間が目視にて行っているが、AIを活用してその発見精度を高めることができれば、食品メーカーとして第一に提供するべき“安全・安心”という品質価値の更なる向上と、人手による作業負荷の軽減に大きく貢献するのではないかと考えていたという。

ブレインパッドは、この課題に対するアプローチとして、製造ラインに流れる食品を撮影した動画を題材に、不良品判定のためのアルゴリズムを開発し、その実用可能性を検証。なお、この不良品判定のためのアルゴリズムは、Googleによってオープンソース化された深層学習フレームワーク「TensorFlow」を使って実装する。

今回の支援内容は、ブレインパッドが提供する「機械学習/ディープラーニング活用サービス」の顧客の検討段階に合わせた3つのメニューのうちの1つ、「ベーシックパック」に相当するもの。

「ECオートメーション」イメージ