NTTドコモは10月19日、2016年冬から2017年春にかけ発売する新製品の発表会を開催した。発表会では13機種もの新製品が発表されたほか、いくつかの新サービスや新たな試みも発表された。本稿では発表会会場で実機に触れた感想などをお伝えしたい。

2016年-2017年冬春新商品発表会

新社長による最初の新製品発表会は盛りだくさん

今回の発表会は、2016年6月に就任した吉澤和弘社長にとって最初の新製品発表会となる。それもあってか、発表された機種はいずれも特色のある機種や他社を上回る性能・価格など、話題性の高いものが多く、機種数こそ2015-16年の冬春モデルと同じ13機種だが、力の入り具合を感じさせられた。

吉澤社長と並んでいるのは、日本初の(持ち歩けるという意味での)携帯電話「ショルダーフォン100型」(左)と日本初のハンディタイプ携帯電話「TZ-802」(右)。ちなみに吉澤社長は1987年に発売されたTZ-802の開発スタッフでもあった

発表会では、ガラケー向けの新定額通話プラン「カケホーダイライトプラン(ケータイ)」や、ドローン事業(実証実験)への参入、聴覚障害者向けの通話テキスト化サービスなども発表された

冬春モデルの特徴は大きく分けて3つ。1つめが国内最高速となる500Mbps超の超高速通信に対応したモデルが登場したこと。2つめがAndroid 7.0搭載端末の投入。3つめが初のドコモブランドとなる端末の投入だ。

それでは個別の機種の中から、特に筆者が気にかかったものについて見ていこう。