薬鑑2017 for Windows

オフィス・トウェンティーワンは10月21日、外来・入院時における持参薬品の鑑別報告業務を円滑に行える、医療機関向け持参薬鑑別システム「薬鑑2017 for Windows」の販売を開始した。

同製品は、来院・入院患者の持参薬を検索し、「鑑別報告書」「持参薬確認表」「薬品レポート」を作成・印刷・保存できる医療機関向けソフトウェア。院内採用薬を登録・管理し、持参薬との比較および代替薬品の処方手助けを行える。

作成する帳票は、日付や患者名などの情報を付加して保存できるほか、追加編集するなど再利用が可能。作成した帳票の内容をテキストデータでエクスポートできるため、電子カルテシステムなどの他ソフトにデータを流用できる。

最新版では、持参薬確認表のレイアウトを変更。「同種同効薬」欄を広げたレイアウトが追加されたほか、帳票内で自由に編集出来る項目が増えた。利用法や薬品数により3種類のレイアウトから選択できる。

「薬品鑑別報告書」「持参薬確認表」を作成

薬品データは、薬品添付文書をもとにした保険医薬品の各種情報が約1万3263種(内服薬・外用薬・インスリン製剤)、薬品画像2万2821点(薬品1種に最大2枚)を収録している。

「くすりの詳細」

患者向け機能として、専門用語を省いて分かりやすい文章で薬品を説明する「くすりの説明」「副作用」データを搭載したほか、副作用で利用されている用語説明を収録。これらの情報は、患者の「簡易薬情」としても利用可能だという。

最新の薬品データは、同社Webサイトで年間3回にわたり配布される(更新データはテキストのみ)。対応OSは、Windows 10/8.1/8/7/Vista(SP2)。提供価格は、税別1万5000円。