2016年10月17日(現地時間)、Linux FoundationはオープンなWeb開発とJavaScriptコミュニティを結び付ける非営利団体「JS Foundation」を設立したことを、公式ブログで発表した。創立メンバーにはBocoup、IBM、Ripple、サムスン、Sauce Labs、Sense Tecnic Systems、SitePen、StackPath、ウエストミンスター大学、WebsiteSetupが名を連ねる。

JS Foundationで取り扱うJavaScriptプロジェクトの数々

JS Foundationは、JavaScriptアプリケーションおよびサーバーサイドのプロジェクト育成を目的とし、JavaScriptの普及と開発技術促進、およびコラボレーションを目的としている。初期のプロジェクトにはAppium、Interledger.js、JerryScript、Mocha、Moment.js、Node-RED、webpackといった創立メンバーが関わるJavaScriptプログラムやフレームワークが含まれる。これらのプロジェクトはW3CやWHATWG、ECMA TC39といった標準化団体との協働によってJavaScriptエコシステムの構築を目指す。

IBM Cloud Technology and Architecture VPのAngel Diaz氏は、「創立メンバーに名を連ねることで、オープンな技術コミュニティを支援する我々の伝統を継続できる。Node-REDを通じてIoTコミュニティに貢献したい」(Diaz氏)とコメントを寄せている。

阿久津良和(Cactus)