みずほ銀行は10月17日、法人向けインターネットバンキング「みずほビジネスWEB」において、「API連携サービス」を提供すると発表した。

同サービスは、みずほビジネスWEBにて提供している残高情報や入出金情報と、外部企業のサービスをAPI連携するもの。同日より、マネーフォワードとfreeeのクラウド会計ソフトとのAPI連携を開始する。

API連携サービス

マネーフォワードでは、「MFクラウド会計」「MFクラウド消込」「MFクラウド経費」と連携。従来では、あらかじめみずほビジネスWEBのログインID/パスワードをMFクラウドシリーズ上に保存しておき、その情報を用いて、システムが機械的にインターネットバンキングへログインして、残高情報や入出金明細を取得していた。しかし、API連携サービスを利用すると、MFクラウドシリーズのユーザーは、自身のインターネットバンキングのIDとパスワードを事前登録せずに取引データなどを自動取得することが可能となる。

MFクラウドシリーズと連携

freeeでは「クラウド会計ソフト freee」と連携する。今回の連携により、同サービスでも、インターネットバンキングのログインID/パスワードを保存することなくみずほビジネスWEBのデータを同期できる。

これまでは、金融機関のインターネットバンキングの仕様変更などの影響により、その都度メンテナンスを実施する必要があり、その間は取引データなどを取得できなくなる問題が生じていた。しかし、同サービスとの連携により、画面変更の影響によるメンテナンスは不要となる。

クラウド会計ソフト freeeと連携

みずほ銀行は今後、資金移動業務(振込・振替、総合振込など)についても、各種APIを提供する予定だとしている。