スズキは17日、同社がメーカーオプション設定している「全方位モニター付メモリーナビゲーション」の機能拡充用更新ソフトをWebページで配信、Android Autoに対応させたことを発表した。

対応車種は、「スペーシア」/「スペーシア カスタム」、「アルト ラパン」、「ハスラー」の軽乗用車と「ソリオ」/「ソリオ バンディット」、「イグニス」の小型乗用車。対応車種で「全方位モニター付メモリーナビゲーション」利用のユーザーは、Web上からダウンロードしUSBメモリでアップデートを行える。

同社WebサイトにはUSBメモリについての要件やアップデート中にエンジンスイッチを操作したり、USBメモリを抜いたりしないなど注意事項が記載してあるので、インストール際にはよく読む必要がある。

「全方位モニターメモリーナビゲーション」は、ドライブを楽しくする機能が満載のスマホ対応のナビゲーションシステム。約22,000件、雑誌約75冊分の「るるぶDATA」を内蔵したナビ機能、DVD/CD再生機能を搭載し、フルセグTVなど映像や音楽を楽しめる。スマホアプリNaviConとの連携でスマートフォンで検索、そのままナビゲーションの目的地を設定したり、インターネットラジオやSNSとの連携などドライブの楽しみ方を充実させてくれる。

「全方位モニター付メモリーナビゲーション」(同社資料より)

今回、Apple CarPlayに対応に続いて、「Android Auto」への対応がアップデートにより可能になる。Android搭載スマートフォンをUSB接続することで通話・音楽再生・メッセージなど、スマートフォンの機能をナビ画面で操作、音声認識機能を使った操作にも対応する。そのほか、高精度の渋滞回避案内が可能となる新交通情報サービスVICS WIDE、ETC2.0車載器と連携した高速道路料金割引等の新サービスへの対応など充実したバージョンアップとなる。

なお、今後の生産車については更新済みの「全方位モニター付メモリーナビゲーション」が搭載される。