伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は10月13日、セキュリティ管理ソリューションを提供する米Tanium(タニウム)と販売代理店契約を締結し、PCやサーバなどのエンド・ポイントの端末をリアルタイムに可視化するセキュリティ管理プラットフォームである「Tanium Endpoint Platform」を提供開始した。大手企業や金融機関を中心に販売し、3年間で3億円の売上を目指す。

新製品は、タニウム独自の情報伝達の方式によりエンド・ポイントの迅速な可視化と管理を可能にするという。

数十万台や数百万台のエンド・ポイントを接続するネットワークであっても、全てのエンド・ポイントについてパッチ適用状況やソフトウェアのバージョン、不正なプロセスの起動など、過去から現在にわたる稼働状態を15秒以内に把握し、可視化できるとしている。 マルウェア感染が疑われる場合には、他の端末に同様の被害が無いかを確認して影響範囲を特定し、セキュリティ・パッチの適用や不正プロセスの強制終了、感染端末の隔離などの対応をリモートで行えるとのこと。

さらに、保護した領域内でプログラムを動作させて外部への影響を調べるセキュリティ対策であるサンドボックスと連携することで、悪意ある未知のマルウェアの挙動情報から全エンド・ポイントに対してマルウェア感染の有無を調査できるという。