みずほフィナンシャルグループ(みずほFG)は10月5日、マネーフォワードと、法人・個人の分野にとどまらない決済サービスの提供など簡単・便利な金融サービスの提供を目的とするという業務提携契約を締結した。また、みずほFG傘下のみずほ銀行がみずほキャピタルと出資する「みずほFinTechファンド」が、マネーフォワードの第三者割当増資の引き受けを実施したと発表した。

みずほ銀行とマネーフォワードは、これまでにも法人の顧客向けに、請求・売掛金消し込み事務の自動化支援や、給与支払い事務の自動化支援を行っているとのこと。

今回の業務提携契約の締結及び出資を契機に、みずほFGとマネーフォワードは、これまでの法人顧客向けの会計業務支援に加え、個人の顧客向けの利便性向上を企図した家計簿管理サービス提供における連携や、「お金」に関する知識啓蒙を狙った共同セミナーの開催、イベント協賛、各サービスにおけるAPIをベースとするシステム連携など、幅広い事業領域において具体的な検討を行っていくとしている。

またみずほFGは、今後もFinTech企業の技術やソリューションを積極的に利用し、法人・個人を問わず、顧客向けに利便性の高いサービスを提供するよう取り組んでいくとのことだ。