「つながる社会、共創する未来」をテーマに、千葉県の幕張メッセで17回目となる『CEATEC JAPAN 2016』が10月4日から7日まで、千葉の幕張メッセで開催されている。「IoTタウン」には楽天が出展。オススメのコーディネートを提案するシステムを展示している。

服装から自動でオススメのコーディネート

楽天は、顧客がディスプレイの前に立つと、ネット上の商品の中から、オススメのコーディネートを提案するシステムを展示している。性別などのユーザー属性や顧客の現在の服装をカメラで読み取り、似合う服装を判断。簡単にウィンドウショッピングを楽しめるシステムとなっている。

膨大なネットの商品の中からオススメのコーディネートを提案

ディスプレイの上のカメラで目の前に立つユーザーの属性を認識

また、楽天は書店向けに本の内容を紹介するシステム「zapzap」を展示。本をディスプレイの上に置くとカメラで書籍の表紙を読み取り、その本の中に多く出現する単語を本の周りに表示。顧客がその中から任意のキーワードを選択すると、その単語を含む文が画面を流れていく。電子書籍のデータを利用して現実の書店におけるチラっと読むことを支援し、ユーザーを本との偶然な出会いへと導いていくことを狙っている。

カメラで書籍の表紙を読み取り、多く出現する単語を本の周りに表示。その単語を含む文が画面を流れていく

ニッセイと豆蔵はセンサーを利用した見守りサービス

「IoTタウン」では、ニッセイ情報テクノロジーと豆蔵が、センサーデータを用いた「行動予測」システムを展示。人感、バイタル、ドアの3つのセンサーデータから、ユーザーの行動を監視。データを蓄積し、普段と異なる行動があった場合の異常を検知する。介護施設などへの導入を想定している。

左上の画面がバイタルセンサーのデータ。右下の三脚のものがバイタルセンサー。目の前に座るだけで測定できる

センサーで取得したデータ

薬を飲んだかどうかも管理できる