9月26日(以下すべて現地時間)、Microsoftは米アトランタで同日から30日まで開催中の「Microsoft Ignite」で、Windows 10搭載デバイスが4億台に達したことを発表した。発表は公式ブログでも確認できる。2015年7月29日の正式リリース以降、2015年10月に1億デバイス、2016年1月に2億デバイス、2016年5月に3億デバイス、そして今回の4億デバイス突破に至った。同社はWindows 10ファミリーの目標値として10億台を掲げている。

Microsoft CVP Windows and Devices GroupのYusuf Mehdi氏

Microsoft CVP Windows and Devices GroupのYusuf Mehdi氏は、Windows 10およびOffice 365の新機能について次のように紹介した。「Windows Defender Application Guard for Microsoft Edge」は、企業のデバイスや従業員、社内データや企業のネットワークを、インターネットからの高度な攻撃から保護するため、仮想化ベースのセキュリティ技術を利用する機能。マルウェアやウイルス、WebブラウザーやOSの脆弱性、ゼロデイ攻撃から企業の保護を目的としている。本機能は2017年にはロールアウトされる予定だ。

「Windows Defender Application Guard for Microsoft Edge」(公式動画より抜粋)

また、Office 365は今後12カ月以内に、手書きで取り消し線を引くと文字列を消す機能をWordに提供し、手書き関数を認識し、数式に回答する機能をOneNoteに提供する。Windows Inkワークスペースの実装からも分かるように、Microsoftはペン経験の強化を続けるようだ。

阿久津良和(Cactus)