週刊少年ジャンプ42号 (c)週刊少年ジャンプ/集英社

秋本治「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が、本日9月17日に発売された週刊少年ジャンプ42号(集英社)で最終回を迎えた。

今号では「こち亀」が表紙と巻頭カラーで登場。表紙と中面ページにはジャンプの全連載作家陣が執筆した、両さんのイラストもあしらわれている。また第1話「始末書の両さんの巻」が31ページオールカラーで掲載されているほか、連載終了によせての秋本からのメッセージ、両さんのカットと部長の説教シーンがリバーシブルになったポスターも収録された。

このほか「こち亀」キャラクターの衣装をイメージしたTシャツや、扇子などのプレゼント、連載作品や記事ページに隠れた両さんの眉毛を探す企画「ジャンプに隠された40コの両さんマユゲを探せ!!」も実施。今冬グランドジャンプ、ウルトラジャンプ、週刊ヤングジャンプ、ジャンプスクエア(すべて集英社)に、秋本の新作が掲載されることも決定した。2017年には週刊少年ジャンプでも新作が発表される予定だ。

なお10月3日発売の週刊少年ジャンプ44号よりトリビュート企画「みんなのこち亀」の連載がスタートする。44号では堀越耕平、麻生周一、沼駿、島袋光年、附田祐斗がそれぞれ1ページの描き下ろしマンガを執筆。以降田村隆平、仲間りょう、古味直志、篠原健太、椎橋寛、松井優征が描き下ろしマンガを寄稿する。11月28日発売の52号では、「こち亀」の40周年を締めくくる企画が用意されているとのことなので、ファンは期待して待とう。さらに連載完結を記念し、「こち亀」を毎日1話分無料で読むことができる「こち亀 無料連載公式アプリ」が、本日iOS、Android OS向けにリリースされた。

「こちら葛飾区亀有公園前派出所」は週刊少年ジャンプにて1976年に連載がスタート。以降1回も休載することなく同誌に掲載され、テレビアニメ化やドラマ化、舞台化などさまざまなメディア展開がなされてきた。ジャンプ掲載分とは異なるオチを使った最終話も収録した単行本200巻や、赤塚不二夫原作によるアニメ「おそ松さん」やアニメ「ガールズ&パンツァー」といった作品の登場人物と「こち亀」キャラクターが共演する、小説「VS.(バーサス)こち亀 こちら葛飾区亀有公園前派出所ノベライズアンソロジー」も本日刊行された。作品の舞台となっている亀有地区では、スマートフォン用アプリ「本屋さんアプリ~本屋へGO!~」を使った、「こち亀」の手ぬぐいが手に入るスタンプラリーも、9月30日までの期間限定で実施する。

秋本治新作タイトル

「BLACK TIGER」(グランドジャンプ掲載)
「いいゆだね!」(ウルトラジャンプ掲載)
「京都女学院物語-finder-」(週刊ヤングジャンプ掲載)
「Mr.Clice」(ジャンプスクエア掲載)

「みんなのこち亀」執筆陣

週刊少年ジャンプ44号(10月3日発売):堀越耕平、麻生周一、沼駿、島袋光年、附田祐斗
週刊少年ジャンプ46号(10月17日発売):田村隆平
週刊少年ジャンプ48号 (10月31日発売):仲間りょう
週刊少年ジャンプ49号 (11月7日発売):古味直志
週刊少年ジャンプ50号(11月14日発売):篠原健太
週刊少年ジャンプ51号 (11月21日発売):椎橋寛
週刊少年ジャンプ52号 (11月28日発売):松井優征