安く飛行機に乗れるとして話題のLCC(Low-Cost Carrier)。でも本当におトクなのか、安かろう悪かろうで、なにか落とし穴があるのでは? と、二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか。かくいう筆者もその一人。今回はLCCについて、ユーザー視点でチェックしてみました!

LCCでおトクに旅行する前に確認しておくべきこと(画像はイメージ)

メリットは何といっても「安さ」

LCCを使うメリットとして1番にあげられるのが、その料金の安さでしょう。ホームページで最近人気の渡航先である台湾の台北を調べてみたところ、関西国際空港を拠点とするPeach(ピーチ)は片道で、7,280円~3万9,780円(羽田-台湾桃園路線/「ハッピーピーチ」利用/2015年12月15日~2017年3月25日搭乗分)。

一方、JALは往復の料金になりますが、4万1,000円~11万5,000円(羽田-台北松山路線/国際線エコノミークラス割引運賃「ダイナミックセイバー」タイプF利用/2015年5月10日~2016年3月31日搭乗分)との記載がありました。

1番安い料金の往復で計算してみると、「4万1,000円-(7,280×2)=2万6,440円」の開きがあります。LCCで行ったら、ホテル代が浮くくらいの安さですね。

格安ツアーの方が安い! という方がいるかもしれませんが、格安ツアーの場合、便確約のツアーでない限りは、旅行の1週間前などにならないと、乗る便がわからないことがあります。現地についてからの予定をたてにくい上に、下手したらホテルについたらもう夜中だったということも。LCCの場合、自分で便を選んで購入するので、そのようなことはありません。

もともと片道の料金設定ですので、片道だけでも安く航空券が買えるのもメリット。行きはピーチで帰りはジェットスターというように違うLCCを組み合わせて旅をすることも可能です。

また、国際線の場合、会社が終わってから余裕で乗れる深夜発や、帰国後そのまま出社可能な早朝発といった便があり、行き先によっては、1泊3日の弾丸ツアーなども可能。休みがとりにくいけれど、旅行に行きたい! という人にはピッタリですね。